経験は充分なのに、面接10連敗!そこから新しい“気づき”が生まれた
勤務していた企業の業績が悪化し、転職活動を開始。最初は「事務として充分な経験を持っているから、すぐに仕事が決まるはず」と楽観視していました。ところが、応募して書類選考は全勝といっていいほどなのに、面接は全敗。自分に何が足りないのか、プロの目線で教えて欲しいと思ってアイディのコンサルタントを訪ねました。
経歴もコミュニケーションも文句なし、なのにさらに面接で5連敗
最初の面談で「経歴もスキルも充分」「コミュニケーション力も高くて、これならすぐに決まりそうだね」と好意的な言葉をいただき、私もすっかり自信を取り戻しその気になっていました。今まで面接で落ちたのは、たまたま運が悪かっただけ。もしかしたら、企業が採用そのものを取りやめただけかもしれない。そんな風に考えて、自分に問題があるとは思いもしませんでした。
ところが、アイディを通して受けた会社も書類選考は全部通るのに、面接で5連敗。最初は「たまたまだよ」と励ましてくれていたコンサルタントの方も、さすがに心配そうな表情になってきました。何度か面接対策をしていただいたのですが、「受け答えにはまったく問題ないのに…」と、落ちる原因がわからず、私自身も不安になってきました。
「服装自由」でも、面接ファッションには注意が必要
ある時、コンサルタントの方から面接はどのような服装で行っているのか、と質問されました。実は仕事帰りの時間に面接を組んでもらっていたため、予め企業には「カジュアルなファッションで伺いますがご了承ください」とお伝えしてして、私はいつもの服装の写真を撮ってコンサルタントの方に送りました。すると「その服装がまずかったのかもしれない」とレスが来ました。
私の趣味はライブハウスめぐりで、ファッションは黒が基本。「黒い服はセーフでも、メイクとアクセサリーがちょっとキツめかもしれない」と言われてびっくり。当時は完全に内勤の事務で服装自由の会社勤務。しかも入社時はまだそこまで音楽にハマっておらず、少しずつファッションが変化していたため、会社でもなんとなく許されていて、自分の感覚もズレてしまっていたようです。
「同じカジュアルでも、もう少しシンプルな服とメイクなら問題ないと思うよ」というアドバイスを受けてから臨んだ面接では、無事内定をいただきました!
転職活動そのものが自分を成長する機会になる
今の会社でも、私は自分の好きなファッションを楽しんでいます。コンサルタントの方と社長が個人的な知り合いだったこともあって、そもそも「この社長なら、服装ではなく中身で人を判断してくれるはず」と私を推してくれたみたいです。内定をいただいた後に「実は普段はこんな服装なのですが…」と社長に写真を見せたところ、「人に会う仕事ではないから、仕事さえしっかりしてくれたら好きな格好でかまわないよ」と言ってくださったんです。
とはいえ、今回の転職で「服装や会った時の第一印象の重要性」に気づいた私は、ちょっとだけオフィスファッションに対する考えが変わりました。先日、コンサルタントの方が会社に遊びに来てくれて久しぶりにお会いしたのですが、「今の服装の方が、あなたの良さが伝わっていいんじゃない?」と褒めてもらえて、転職を通じて少し成長できたのかな、と感じています。